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孟徳さんルートをクリアしまして…。
余韻に浸っております。

玄徳さんと孟徳さんが対照的で、どちらも最上級にすてきなお話でした。
孟徳さん攻略中に至ってはMK(萌え転がり)という独自の単位が出来上がってしまうレベルでいろいろ持ってかれた感があります。
少し萌え語りをしたいです。

(以下、玄徳さん孟徳さんの2人のルートをクリア前提のネタバレありです)



優しくて、頼りになって、人望があって、花ちゃんには待てない大人になってしまう玄徳さん。お姫様抱っこからの壁ドンでキスという全部盛りができてしまう人。それは人との信頼関係が揺らがない玄徳さんだから、相手との関係に一歩踏み込んで行けるということなのだと思います。

孟徳さんは、敏くて、実力があって、最適解を選択し続けそれによって作られる自分像を引き受ける強さを持ってて、優しくて…。
でもその優しさは深い孤独から来ているんですよね。立場で形作られた孟徳像と、自分が乖離しているのは本編中でも語られていました。

孟徳さんのルートは、花ちゃんと触れ合う描写がないわけではないけど、距離感があるんですよね。親しげにする割には遠いような…?って感じ。手を繋ぐ時も「手つないで行こう」「手をつないでいい?」って言葉にして花ちゃんの意志を聞いてますよね。

多分、割り切った関係なら女性を抱いたりとかは何でもなくできちゃうのでしょう。周囲の語る孟徳さん像は”女性好き”ですし、そうして隙間を埋めていたのかもしれません。
でも花ちゃんが登場して、信頼が前提になる愛情を前にすると、普段の態度からは想像できないくらいに臆病で、強引に出られなくなってしまう人なのだろうと思いました。

だから、宴席で酒に頬を染めながらにこにこにこにこ花ちゃんを見つめるあの距離感が、とても孟徳さんらしい感じがします。

そう、「好きだよ」とはよく口にするけど、孟徳さんは「愛してる」とはあまり言わなかったように思います。その割に花ちゃんに「好きですよ」って言われて戸惑うところがもう500MKくらいでした。

「俺は君に嘘をつかない」
「君の嫌がることはしない」

これを貫き通す孟徳さん。

何度も

「ここにいて」

と傍にいることを乞う孟徳さん。

それは命令ではなくて、自分の意思で傍にいることを選んでほしいという切実な願いだったのでしょう。

図書室から飛ばされて初めに会うのが孟徳さんだったら…というのも願ってしまいます。玄徳軍にお世話になって、玄徳軍仲謀軍どちらからも敵方として位置づけられているので、見てる側としては裏切ってしまうような気持ちになってつらい。それでもなお、孟徳さんを知っていくほどに惹かれていくのが止められない…。

玄徳さんルートが包み込まれるような幸せに至る過程を描いているとしたら、孟徳さんルートでは止めようもなく心が惹かれていく過程を描いているように思います。

どちらも、乙女の王道ですよね。



序盤、麦城への敗走のときに荷物に火を放って花ちゃんの前に初めて登場する時の孟徳さんの横顔に心惹かれるものがある方には、文若さんとは展開上一部シナリオが被るので、先に孟徳さんに行くことをおすすめしたいです。



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