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PFLSの更新ばかりでこの話題もしばらくぶりです。
閲覧も力になりますので、どうか、興味を持っていただけましたらファンタジー小説、クリックお願いします!!
槍と弓のバディもいます!!
(自陣営が厳しくなっているので直接的な宣伝)

次回、ネタバレあり感想の下書きはありますのでもう少したったらまた投稿します。


【システム周り】
快適。特にストレスは感じませんでした。
PSPは解像度が低いのでフォントは丸ゴシックの縁取りあり影なしにしたかな。
トップページが背景がランダムに表示されるんですけど、立ち絵が背景に合わせた縮尺になっていて、あたかもその中にいるような演出があります。私はこれすごく好きです。

【音楽】
雰囲気に合っていて深みがあってとても良いです。あまりにも良すぎて何度も寝落ちしました。
千家、ミサキエンド、時雨エンドはヘビロテ。


【シナリオ】
ダークファンタジーで重厚。分量がとても多いのにくどくないんですよ。これ、気になってたのにBLだからって読まなかったのはもったいなかった。中の人の大好物でした。大正に類似した世界観にするために漢字を置き換えたりしていますがそのセンスも絶妙。
世界観と人間関係、人物造形、心理描写どれも緻密に作られているので、初ジャンルという戸惑いよりも続きを読みたいという思いにぐいぐい引っ張られてクリアできました。


【キャスティング】
これもクリアできた大きな要素でした。どのキャラもいい声かつ情感豊か。グラフィックとのイメージもしっくりなじんでいました。
主人公京一郎を演じられた内匠靖明さんすごい。


【グラフィック】
立ち絵もスチルも綺麗だし安定してます。女性キャラが出てくるのが意外だった。美人でした。
スチルのばらつきもそれほど気にならなかった。

【まとめ】
とにかくシナリオが重厚。ある程度の性的な描写に耐性があり、ダークファンタジー好きならぜひおススメしたい。


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すごい分量のシナリオを読んできましたが、このルートで結末とおもうとさびしくもあります。
ミサキgood endに満足したもののまだtrue endが残っています。

それぞれのルートに散りばめられた伏線。

根の路で黄泉醜女を邪魔した「女」や京一郎にかけられた呪詛はまだ覚えてましたが、浅草十二階のエレヴェエトルのことなんか綺麗さっぱり忘れてましたね。私の少ないお頭の容量が飽和するほどの文章の量で、いくつか気になっていたところさえも残ってる余地などなかったわけで…。

一見平穏故に不気味さが増して、だんだんと追い込まれるようにカタストロフが起きるのではという予感が押し寄せてきます。

帝都を廻る根の路の輪。

史実で浅草十二階が崩壊したのは…。

ミサキと離れるのは嫌だよ?
悲しいtrue endはナシだからね?
このルートでは登場人物全てがそれぞれの天命にまっすぐに向き合っているようで読んでいて心地が良いのです。
だからこそ。
悲嘆で終わってほしくない。

伊邪那岐と伊邪那美の反転。
円環と反転と。
だからこそのメビウスってすごい構成ですね。

いろんなところが腑に落ちていくのはとても心地よいです。


天司様の健気なご様子が涙を誘います。

この流れで関東大震災が訪れる。。。

浄化の後にミサキの姿はなく。
後日談のように語られるのが悲しくて。

エンドロール後のミサキが出てきてくれることを希うしかなくて。

小さな姿ででもいてくれたことに安堵します。
人の子と神さまという違いを意識させられてしまうので、早くミサキさんが元の大きさに戻れると良いなあと思います。元の大きさに戻ったら戻ったでいつもくっついていられないからヤキモチ焼きそう。

このエンドロール後だけでも充分ファンディスク分はありそうですね。

ほんとうに、どっぷりと浸りました。
良いものに出会えました。




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最後、ミサキさんルートに行きます。
どうも、ミサキさんにTrue endが用意されているらしいので、諸々もやもやしたところがミサキさんルートでスッキリすると良いなあ。

タイトルに戻ると背景画像にキャラがいる演出があるのですが、ミサキさんが京一郎の下宿に一緒にいるとき白い着物になってるのが気になっています。この世の人ではないのかな。

神出鬼没に現れるミサキさん。とにかく京一郎が帝都のごたごたに巻き込まれるのを阻止しようとします。他のルートでも見え隠れしていた彼の行動指針の最優先は京一郎の保護。

……あれ?序盤“痴話喧嘩”から迫るシーンですか??ええ。なんでだ。意地を砕く意図にしてもそうくるか。ここ、境内ですけど…。
……ほっ。引いてくれた。優しい…。
この2人、よくケンカしますけど、バカップルの予感?

桃の飴は邪気祓いのアイテムとかかなぁ。
桃の飴を京一郎が自分で買ったら「俺の手から喰ってくれなくなるだろ」ってきっと本音で言ってそう。なんかこう、小動物扱いというか何というか、これも今まで知らなかった萌え?ですね。
べらんめえ口調がちょっと怖くてミサキさんルート楽しめるか心配してましたが、だんだん味わい深くなってきました。

酒場での大暴れの翌朝!
白装束と思われたものは割烹着かwww
似合ってないとこが凄くいいwww
お母さんかな?いや、名前奪ったし湯婆婆かwww
ミサキさんのお小言すごい笑うw
怒ってるのに面倒見よすぎてやっぱりお母さんだw

館林ルート千家ルート、それぞれ良かったのですが、重くもあり、息が詰まっていたので、とても解放されました。
ミサキさんが同居した夜の「怖いもんは出ねえよ、ゆっくり眠れ」の安心感。

ミサキさんの様子を見にきて寄り添って寝てしまう京一郎。良き…。ミサキさんのモノローグからするともっと小さな頃に会っていたんでしょうか。

一緒にお風呂で湯の花を落とす2人が微笑ましいです。ミサキさん、ポニテ似合ってるし普段からそっちの方が良かったんじゃないかな。千家少将とロン毛被るし。

京一郎さん?時雨を呼び出しといて手紙の事だけで良いんですか!?根の路歪んでる話と黄泉醜女の話しといたほうが良くないです??と思っていたら時雨からその話してくれた。

ミサキと京一郎で黄泉醜女を封じ…られたのかな、いったん収めただけなのかな、ともかく2人の力を合わせているシーンも良きかな。
時雨は自分のルートじゃない時も好い人で、好感度高い。
ミサキさんは弱ってる時でも京一郎を気遣っていて、本当に優しすぎるほど優しい。その想いはどこからきているんだろう。

千年ぶり???容?
飴を介した口づけが尊い…尊いねえ。

桃の木の精霊でござったか。
神格であらせられるか。
それが本体でミサキは分霊と。
柊と対で、刀を憑代に。
なるほど。
千家ルートで刀と共鳴がなくなってからミサキさんは現れなかったもんね。

この2人のコンビもこれはこれでしっくりときますね。神格の精霊の分霊がどうしてべらんめえ口調のガタイの良いこの容をとったのか謎は残りますが、それでも良いかなぁと思えてしまう。ミサキさんの口の悪さが可愛らしく思えるとはルートに入るまでは予想もできませんでした。
馬鹿馬鹿いうバカップルが微笑ましくてもう。

千家ルートでスッキリしきれないままだった昴后の纏う闇に切り込んでいってくれそうです。
いいぞ、スッキリさせてくれ。
心からこの2人を応援したくなりますね。

ああ、千家少将もこっちでは救いがある。
彼の正義は術式に拘らず、國の安定のために停止を言上できるものなのだと。

二人の力で黄泉醜女を退け、普通の生活を手に入れる。なんと収まりの良い結末。黄泉醜女は伊邪那美の眷属なのが気がかりですが。

ミサキさんのごはん食べたいです。

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正月休み明けてまだ調子が戻っていないところでの連休がありがたいです。
来月も祝日があるのでうれしい。

正月早々、千家の艶めいた翳にとりこまれております。

前回は奥宮がすっきりしないほうのエンドにたどり着いたので別の選択肢に行きました。

千家が求めるのは魂の結びつきなんですね…。
呪詛体になることで孤独に陥れられ伴侶を望むことさえ放棄せざるを得なかった千家にとって、対となる陽の京一郎がどれほどの眩しさと羨望を掻き立て、命のやりとりまで託す真の意味での伴侶として深く愛おしく、壊してしまいたいほどに最奥まで求めたくなるのか。

千家の屈折ぷりの背景にあるものを思うと、あれだけめちゃくちゃに思えたこの人の魂が救われる結末がほしくてなりません。

呪詛体になった経緯もなにか奥宮のラスボスが関係してそうじゃないですか。

京一郎が千家少将を抱きしめるシーンは2人の関係という意味でこのルートの唯一の救いかも。
泥中の蓮を連想しましたが、そのほかの言葉だとなんて表現したら良いんでしょうね。

なんとか港へ…間に合ってほしい。
こんなところで追いつめられるなんて千家らしくないですよ?

ただただ圧倒されたまま千家が画面からあっけなく退場してしまう。
嘘でしょう。千家伊織、あなたはここで退場する人ではないはず。
あれほど尊大で傲慢で孤独で野心と義を抱いている人が。
崖から上がってくるのでしょう?

千家と京一郎は分かち難く結びついて、融合し不可分のものになる結末でした。
千家と同じように軍服に身を包み外套を羽織り、長い髪となった京一郎の姿に救いはどこにもなく…。
千家京一郎となって、面影を映す京一郎の執務室での独白で、初めて千家のために涙がこぼれました。

別の選択をしたら救いがあるのかという願いも虚しく、最後の選択でミサキを呼ばないとしても闇堕ちで終わってしまう。

奥宮の…というか昴后に成り代わっていたものは蛇性の何かと暗示されたままなんら解決がなくて消化不良です。カタルシスがほしい。

ただただ千家と京一郎のシーンがひたすら艶めかしく破滅的で圧倒されました。

日をまたいでプレイしているのですが、それでも飽和した感じは止まず、考えることを放棄してしまいました。

どこかで円満解決はありえないと予感しながらも救いはないのかと先を読まずにいられませんでした。そういう意味ではご都合主義のハッピーエンドがない骨太なストーリーですよね。

千家はファンディスクでは救われるのかな。
だといいな。







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あけましておめでとうございます。

レビューしたり二次創作書いたりするblog、なんとか続いております。
遊びに来てくださってありがとうございます。

この正月、『昭和元禄落語心中』と
Amazonレビューを確認してから『BANANA  FISH』を一気観してました。
結論としては観て良かったです。
BANANA FISHは原作との違いがどのくらいになるのか戦々恐々としていてあまり没頭できなかったのでそのうちもう1周したいな。
作画は原作のイメージのままで素晴らしかったです。
これだけでも1個記事かけそうなんでアニメ感想もこのblogに置こうかな。





さて。いよいよ千家少将です。
正月の清々しさとは逆ベクトルを向いている。

興津さんの声ってすごいですよね。アルペジオの群像のような青年の声から千家少将のような妖艶な役まで。今回は冷たさと艶が同居している役どころです。息の抜け方がエロい…。


序盤から圧倒的な色気で京一郎を翻弄してくる千家少将。術式作戦推進の急先鋒で、これまでの時雨、館林とは敵対する立ち位置にいました。千家ルートではどんな素顔が見えるのか。


きゃー/////
素顔どころじゃない!!素肌!素肌!!ってか肌どころじゃなくて血!!!!

分岐してすぐに拉致からの拘束からの…毒牙…
圧倒的な精神支配。そして身体も。

Sとはこれですよね。


ベッドシーン、描写はいくぶんマイルドになってるのでしょうが、暗喩でも想像できてしまい、めちゃくちゃ濃厚です。
絡め取られていく京一郎、どうなっちゃうんですか?


本棚の描写は素直に良いなあと思います。私は本棚って内面が現れると思うので下着見られるよりも本棚見られるほうが恥ずかしい気がする派です。
千家少将の本棚は彼の正義を形作るものが置かれている、支配し専横するかのような千家の内面に京一郎が触れるんですね。うーん、たまんないな。


少し絆されかけたところで、軍人に揶揄され、屈辱に部屋を飛び出す京一郎。
失意の京一郎を慰めに登場するミサキさんはいったい何者なんだ。まさか刀の精とかじゃないよね、妖精的なものにしちゃゴツすぎるし。


再び千家少将登場。
ちょ、指!?万事解決って、解決してない!してない!!!
國のために死ねって、主語、急にデカくなりすぎ!!
この人ツッコミどころ多すぎてどうしたらいいかわかんない。助けて。


時雨…!しぐれー!
ほんと容赦ない展開ですねこれ。
ああもういろんなものがかき乱される。悲しい。


千家と京一郎は陰と陽、千家が暴走したら京一郎が止め自刃する。なんて一連托生だ。苦しすぎる。


館林少佐の助け船にも乗れず、共犯者で生涯の敵として千家少将と在ることを選択する京一郎さん…。孤立しすぎてつらいです。
館林ルートで館林少佐は”千家に取り込まれたら京一郎は形を変えられてしまう、それは死よりもむごい”というようなこと(うろ覚え)を言ってましたが、きっとこれからそうなってしまうんだろうという予感しかしません。そういえば幼少時から互いを知っている千家と館林も陰と陽になれたのかもしれないけど、そういう展開ってあるんでしょうか。


会議のあと、京一郎に自分の下で要職に就いてもらうとさらりと千家少将はおっしゃいますが、大学どうするのか。「聞いていません」という京一郎に「話してないからな」って、それは、答えになってないwどこまでも千家のペースで進んでいく。涯はあるのか。


限りなく周囲から京一郎を孤立させ自分から離れられないように仕向けていく千家少将のサイコっぷりが圧倒的すぎて膝を折るしかない。これ逃げ出したり助けを求める選択を悉く潰されていて、こうやって絡め取られるんだ…と諦めに似た無力感を追体験します。ていうか胃が痛いんですが…。


こうやって休憩にぽちぽち感想書き溜めているのですが、このルートほど、感想を書くという客観性を取り戻せる行為のありがたみを感じたルートはないですね。


この人物造形を発想できるのがもう異次元で、作家さんてすごいなぁと思います。


でも千家少将も全くわからない人でもなく…。
私としては引くところもありつつ惹きこまれるのが癖になるようなそうでないような…。
あー…例えて言うなら青カビタイプのチーズみたいな…。


京一郎の部屋をいちばん陽当たりの良い部屋にしていたりして、不器用な人なのだろうなとも思います。
孤独を自分で背負いこんでいるような。
千家の心が動いてからのキスシーン、キスだけなのにかなりの艶かしさ。
全てを覆い隠そうとする千家の思いが見え隠れする感じがたまりません。




思考停止してたらそのままを受け入れたエンディングに。。
なんかもういろいろ飽和してます。
奥宮をもう少しスッキリさせたいので別の選択肢に行ってみます。




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